海外ビジネスに関連するコラム

分析よりも勇気、''経験より若さ''が世界で革命を起こしている!

Needs-One Ltd. 共同創業者 牧浦土雅

僕が‘発展途上国’と呼ばれる国々で見てきた世界は、自分が今まで見て、感じてきた‘一般’と呼ばれるものとは180度違っていました。 途上国のお話は、既に様々なメディアで書かれており、僕も他メディアで連載、ブログなどで自分の思う事を書いています。 本コラムでは、‘若者‘をキーワードにした、21世紀を引っ張っていく人々に関して書いていければと思っています。 昔は、「若いやつに分かる訳が無い!」「若者=経験不足」など言われていました。しかし、時代は変わり、今では若者が‘新しい・爆発的アイデア’で世界を驚かせている、と言っても過言ではないでしょう。
  • 第1回 固定概念をぶち壊せ。若者のパワーが世界を動かす

    僕がアフリカの中でも特にフォーカスを置いている「小国ルワンダ」の最初のイメージが‘大虐殺’なのも固定概念の一つだろうと考えられます。 多くの車・バイクで人々の移動が盛んなルワンダの首都、キガリ。中身は先進国並みです。 しかし、現実は全く違っており、先進国よりも途上国・新興国の方が経済成長しており、人口も年々増加、治安も良くなってきています。 ルワンダも今では‘アフリカのスイス‘と言われるほど治安も安定しており、真夜中に一人出歩いても問題無いとまで言われます。 時代はもの凄いスピードで変わっています。 僕はこれらのアップデートされるべき間違った、古い‘固定概念’を壊したく、日々世間に意見・最新情報などを発信しています。

  • 第2回 若者が世界に表現することとは?

    今回は、世界を驚かせ、大きなインパクトを与えた若き(当時)二人をご紹介したいと思います。 問題意識を持つこと まずは、東アフリカ経済の中心・ケニアから。首都ナイロビから6km離れたところになる「ナイロビ国立公園」に住むリチャード・トレラ君、13歳。 この公園では、家畜を食べてしまう野生のライオンが大きな問題となっていました。自らが育てる牛はライオンに殺され、そのライオンは「農民の敵」として殺され、その数はこの10年間で1.5万頭ほどまでに激減。 ライオンを追っ払う対策の一つとして、「人間が夜中に懐中電灯を持って歩くと、その光にライオンは逃げていく」というものがあります。 そんな中、当時11歳だったリチャード君は、この問題を解決するある方法を思いつきます。

牧浦土雅

Needs-One Ltd.共同創業者
牧浦土雅

1993年東京都生まれ。英国ボーディングスクール卒業後、ギャップイヤーを取得し、現在英国ブリストル大学在学中。

インドのスラム街に住む40万人に貧困サイクルを抜け出す様々なサービスを提供するNGO「Asha Society」:アンバサダー。

DVD教材を利用して途上国の教育格差の解消を図る国際教育支援NPO「e-Educationプロジェクト」:ルワンダ代表  ルワンダを中心に現在は、東アフリカのベンチャー企業のアドバイザーを務める傍ら、ITから農業と、幅広い分野でのプロジェクトも受け持つ。

日本企業の東アフリカ進出へのコーディネートも行なう。国際協力機関と農民とを繋げる農業ビジネスなどにも携わっている。

著書『アフリカ・奇跡の国ルワンダの『今』からの新たな可能性』(DBS社) オフィシャルサイト/ブログ:www.dogamakiura.net