5感を満たすライブラリーカフェ(自由が丘)〜心身をリセットできる空間を目指して〜
株式会社セレンディピティ 高良悦子
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第1回 スタバが広まる前に出会ったボストンのカフェ。
私が初めてのボストンの地に足を踏み入れたのは17歳の春でした。 ボストンの街並みには、日本とも、それまで留学していたミネソタの田舎町とも違った活気にあふれた空気感がありました。当時のアメリカは、スターバックスをはじめとするカフェ文化が大きく広まる前のカフェ黎明期でした。当時学生だった私にとってカフェは生活になくてはならない存在になっていました。
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第2回 なぜ、五感を満たすカフェを始めようと考えたか?
前回、ボストンでの、変わった風貌の人が店員を務める雑然としたカフェについてお話をしましたが、私が自由が丘にオープンしたのは、全く異なる寛ぎの空間です。 今回は、そのような寛ぎの空間を創ろうと考えたきっかけ、色々な経験をするにつれ見えてきた、ボストンや東京のカフェに足りない部分、多すぎる部分についてお話ししたいと思います。 カフェに足を運ぶ時、目的は人それぞれだと思いますが、私自身がそうであり、また、周りを観察すると、多くの人が、図書館でもなく、居酒屋でもなく、あえてカフェに行く理由は、気軽さと、身体を休め、前向きな気持ちにリセットし、具体的に何かを前進させる目的があるからではないかと思うようになりました。
株式会社セレンディピティ
高良悦子
1975年生まれ
高校より米国留学し、ボストンの大学を卒業。
3人の子供のを育てながら、子供の成長を機に、かねてより計画していた
カフェ事業を始めるために株式会社セレンディピティを設立。
2014年10月にブックカフェ、ライブラリーカフェ自由が丘
(The Library Cafe http://www.librarycafe.jp)を開店。