海外ビジネスに関連するコラム

コスモポリタン〜時代や環境を超えて生きる人は何が違うのか?〜

プロインタビュアー  早川洋平

昨年から、世界各国で活躍する日本人(=コスモポリタン)に、僕が現地で直接インタビューするオーディオマガジンを毎月配信しているのですが、そこに登場する人との取材秘話を詳しく書きたいと思います。 http://www.e-cosmopolitan.com/ そのなかで、読者の方に「時代や環境を超えて生きる人は何が違うのか?」「その力を身につけるには?」ということをお届けしていきたいと思います。 さらに、僕が毎月訪れた各都市の流行や商習慣、その他面白い情報なども写真等も織り交ぜてお伝えできればと思っています。 ちなみに、これまでこの取材で訪れた都市は パリ、ロンドン、香港、ロラン島(デンマーク)、カリフォルニア、サンセバスチャン(スペイン)、メラーノ(イタリア)、アマルフィ(イタリア)、ミラノ…… 今年はミラノ、シンガポール、チューリヒ、台北、クアラルンプール、上海、ロンドン、九份、オーストラリア…… という感じです。
  • 第1回 「時代や環境に左右されない生き方」

    2000年代に入り、気付けば15年。21世紀はその甘美な響きとは裏腹に、世界を震撼させる米同時多発テロで幕を開け、僕たちも東日本大震災を経験。原発問題にも直面しました。そしてイスラム国による日本人拘束事件。ここ数年を振り返るだけでも、日本と日本人を取り巻く環境は一層厳しさを増しています。 そして雇用問題。インターネットの普及でたくさんの仕事が海外へアウトソーシングされるなか、「誰にでもできる」仕事の多くは、低賃金の外国人労働者に取って代わられつつあります。業界を問わずこの流れを肌で感じている人は僕だけではないと思います。 そんな21世紀をみなさんはどう描いていますか? 社内やビジネスパートナーと話はしていますか? 大切な家族や子どもたちの将来は? 「いつ何が起きるかわからない今」、確かな未来予想図を描ける人がどれほどいるでしょうか。しかし、そんな時代や環境にあっても「大好きなこと」をし続けて豊かな人生を送っている人がいるのも事実です。

  • 第2回 「あらゆる可能性を除外しないこと」前田真紀子さん(シンガポール/起業家)

    東京23区と同程度の面積ながら、世界的な金融センターのひとつに数えられるシンガポール。1人あたりのGDPは日本を抜き去り、2013年にはアジアトップの世界8位にまでのぼりつめた。近年は、マリーナベイ・サンズに代表される「統合リゾート(IR)」にも注力し、世界中のカネ・モノ・ヒトの「ハブ」となっている。 今回は、そんなこの国で起業した前田真紀子さんに会いに行った。

  • 第3回 「あきらめの魔法」向井弘美さん(チューリヒ/リフレクソロジー、リンパドレナージセラピスト)

    およそ170ヵ国もの人が暮らす国際都市チューリヒ。その郊外の緑豊かなアドリスヴィルでセラピストとして活躍するのが今回のコスモポリタン向井弘美さんだ。留学先のカナダで恋におち、「とにかく好きな人と一緒にいたい」という強烈な思いでスイスに来たのは15年前。4つの公用語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)があるスイスで言葉の壁に苦しみながらも懸命に働き、子育てをしながらマッサージの技術を身につけた。今では文字通り「自分の腕」で勝負し、チューリヒの金融機関で働くビジネスパーソンを中心に多くの顧客を持つ。

  • 第4回 「自分の人生に遠慮するほどもったいないことはない」木下諄一さん(台北/作家)

    ホテル「シャングリ・ラ 台北」高層階のエグゼクティブルーム。台北市内を一望できる最高のロケーションだというのに、僕はまるでそれを楽しめないでいた。それは、これからはじまるのがバカンスではなく、「インタビュー」だからだ。これから会うのは、台湾で外国人として初の文学賞を受賞した日本人作家。「気むずかしい方だったらどうしよう」と気を揉む僕が、眼前と広がる絶景を楽しめるはずもなかった。しかし、その不安は、対面してものの数十秒で杞憂に終わることになる。

  • 第5回 「No pain, No gain」

    急速に開発が進む都市圏と周辺に今も残る雄大な自然。日本からの好アクセスに物価の安さ。英語の通じやすさに加え、多民族国家ならではの充実した食文化……利便性と癒やしを兼ね備えるマレーシアは、今や日本人にとって「移住先ナンバーワン」の呼び声も高い。一方で、世界人口の4分の1に迫るとも言われる巨大なムスリム市場の入り口としても注目を浴びている。

早川洋平

プロインタビュアー
早川洋平

新聞記者を経てプロインタビュアーに。2008年、インターネットラジオ番組「キクマガ」をスタート。よしもとばなな、加藤登紀子、茂木健一郎、高城剛ら150人以上のゲストが出演、年間200万ダウンロード超の番組となった。
近年は、ユニクロやネスカフェなどグローバルブランドのCM等にもインタビュアーとして携わる。13年からは「世界を生きる人」に現地インタビューする月刊オーディオマガジン『コスモポリタン』を創刊。世界各国での取材活動に精を出している。

代表をつとめるキクタス株式会社では、企業・機関・個人のメディアを創出するプロデューサーとしても活動。中核となるポッドキャスト配信サービスは、公共機関、教育機関、企業、マスコミ、作家などに広く活用されている。

キクタスから配信されるインターネット番組のダウンロードは毎月約200万回超。全世界での累計視聴回数は7,000万回を超えている。「横浜美術館『ラジオ美術館』」「鳥越俊太郎のニュースの職人チャンネル」「伊藤忠商事『THE 商社マン』」などプロデュース多数。
YOHEI HAYAKAWA.COM
http://yohei-hayakawa.com/