世界のどこかでノマドワーカー 第1回 「海外に住みたい」を実現させる勇気

代永加世子
 

『どれだけ英語ができるようになった?』


 よく聞かれる質問です。
 英語に興味がなくて、全く話せない状態でフィリピン留学3ヶ月間。6:30から21:00まで土日も授業、テストも宿題も毎日ありました。それから一年後、オーストラリアで4ヶ月間ELSに通い、今は海外生活9ヶ月目に入ったところです(オーストラリア含め)。

 少し前まで、相手の言っていることを真剣に聞いていないと(いや、聞いていても)聞き取れませんでした。フィリピン語学留学当初は先生の言っていることが全く分からず、授業についていけないくらいだったのです。テストでもリスニングの点数が悪かったのを覚えています。
 それが、今では盗み聞きが出来るレベルになりました。何気ない日常で例えると、カフェでカップルが愛をささやいているのが聞こえたり(笑)。ハワイでアメリカ対日本のサッカー観戦した時は周りがアメリカ人ばかりだったため、小さな声で言っているブーイングも自然に聞き取れるようになっていました。

 語学習得にはネイティブを恋人にすると上達するのが早いと聞きますが、そう簡単にはいかないので(笑)、私は毎日英語のテレビをつけっぱなしにしています。効果があったのかわかりませんが、これで耳が慣れたような気がします。何でもいいと思いますが、やっぱり自分が興味のある番組や映画の方が集中して聞き取れる事ができるのではないかと。私の場合はフランクな話し方やスラングも覚えたいので、ドラマを見るようにしています。でも、コミュニケーション力はまだまだですね・・・。


ハワイ旅行がきっかけで海外に住みたいと思った


 海外旅行は年に2回、現在まで約15カ国30都市に行きました。最初の海外旅行は学校の卒業旅行でフランスとイタリアへ。たしか、自由行動ではあったものの日本語で全て通していたような・・・。若者の勢いってすごいですね(笑)。
 その後、就職した会社に入社一ヶ月後でドイツ、数ヶ月後には中国へ出張で行くチャンスをもらいました。だんだんと海外に興味を持ち始めたころ、友人からハワイ旅行に誘われました。正直、ハワイにプラスのイメージを持っていなかったのですが、この旅行が私の人生を変えることになったのです。

 ゆったりとした時間と毎日のように姿をあらわす虹。透き通った海と壮大な山。(あー、こうやって書いている間も行きたい気持ちがウズウズ・・・)すっかりハワイの魅力に取り憑かれてしまった私は、毎年12月のハワイ旅行を生き甲斐にしていました。そして英語も話せないのに、「海外に住みたい!」こんな夢を持つようになったのです。
 これまでの旅行では、英語が堪能な友人に全てを任せていたので必要性を感じず、イヤな勉強を避け続けること10年。でもやっぱり海外に行ったら、現地の人ともっとコミュニケーションを取りたいし、友達もたくさん作りたい!なにより夢実現のためには英会話が必須!! 

 早速、情報収集をしてみたけど全く何から始めれば良いのか分からず、とりあえず某有名教材などで試しました。わかってはいたけど、やっぱりどれも長続きしません。結局は当時の自分の生活に英語が必要ないので、勉強を後回しにしちゃったのですよね。まぁ、私の性格的には誰かに見張られている環境の方が続くでしょう(笑)。でもポジティブに考えれば、この行動でさえ「海外に住みたい!」という夢へ一歩前進したといえるでしょ?

「グローバルな人が生き残れる時代」とボスに毎日聞かされていた 


 どんなに小さなことでもいいから、目標に向かって進むことが重要だと思います。仕事に追われる日々で、自分の夢も忘れてしまいがちではありませんか?これがやりたかったっけ?こんな毎日でいいのかな?と思いつつ、一歩踏み出す勇気も時間もないなんて悲しすぎます。
あれこれ理由をつけたり、何かのせいにしたり、やる前に諦めていいの?三十路だって遅いなんてことはない!チャレンジした時間が無駄になるかどうかは自分次第です。

 私は、コンサルティング会社で数年働いていました。
 その会社のボスは常に「これからはグローバルな人が生き残れる時代」と強く説いていたので、この言葉を毎日聞いていました。そして、幸運にも私の周りには年齢関係なくチャレンジを続けている人がたくさんいます。30歳で会社勤めを辞めてセカ就した人、40歳からトライアスロンを始めた人など・・・分野は違うけれど、彼らからもとても影響を受けました。

 チャレンジを続けている人は常に自信とエネルギー満ち溢れ、何歳になっても輝いて見えます。チャレンジすることや内面・外見も磨くことは、個人ブランド確立にも繋がっているのでしょう。
 私もそんな人になりたい!いや、そういう人になる!!そのためにも一歩踏み出そう。そして私は、フィリピン語学留学行きを決めました。

 
 

代永加世子

ノマドデザイナーinカンボジア
代永加世子

山梨県南アルプス市出身。幼い頃から絵を描くことと洋服を作ることが好き。2000年に上京、服飾専門学校でファッションデザインを学ぶ。 学校の卒業コレクションで《日本繊維新聞社賞》受賞。卒業後、製造・卸メーカーで企画デザインを担当。その後、ブランディングコンサルタントのアシスタントとして活動。そこで学んだブランド戦略を活かしつつ、フリーランスのノマドワーカーになると決意。現在は世界中を旅しながら、デザインと大好きなアクセサリー作りをしている。

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