なぜ、プロフィールは大切なのか？

前回は、スピーチが上手くなる過程で「滑舌練習はさほど重要ではない」ということをお伝えしました。
もちろん、滑舌が悪いよりは「良いほうが表現の幅が広がる」ことはたしかなことですが、滑舌が悪い事は喋りの良し悪しを判断する材料とはならないということです。

何を語るかは大切。誰が語るか、はもっと大切

さて、今回のテーマは【プロフィールの大切さ】。

結論からいうと「何を語るかは大切。誰が語るか、はもっと大切」
という意味です。

人前で喋る、スピーチする。その目的は様々ですが、特にビジネスの場では聞き手に理解してもらい、納得してもらう場面が多いことでしょう。
もしあなたが車を売ることが職業なのであれば、お客様が「購入したい」と心が動くまで対面で喋り、「相手を説得」することが目標ですよね。
説明のために必要なトークノウハウの一つに、「誰が語るか」がポイントとして挙げられます。


例えば、このコラム。なぜ早坂が担当しているのでしょう？
・たまたまサイトの担当者が早坂の活動に目を付けた。

・「スピーチ講師」と検索していたら出てきた。
・なんとなく。

どれも正解かもしれませんが、簡潔に説明すると【アナウンサーであり、スピーチ講師だから】。これにつきます。
つまり私のプロフィールと、コラムのタイトル＆テーマが一致しているから説得力があるわけです。
しかし、早坂がこのサイトで「主婦が株で稼ぐ方法」とか「海外留学の薦め」というタイトルでコラムを書くことはできません。
仮に、私が株で月に１００万儲かっていようと、海外留学に詳しくてイギリスで働きながら語学勉強するノウハウを持っていようと、コラムで語ることはできません。（注意、例え話です）
なぜなら、「プロフィールとコラム内容がマッチしないから」です。

テレビ番組のコメンテーターも「プロフィールが命」

是非、オフィシャルの場でスピーチする、セミナーを開催する、コラムを書くなど情報発信している人のプロフィールを確認してみてください。
必ずその人物のプロフィールと、語る内容・テーマが一致しているはずです。これは全世界で共通することなのだ、というのはＰＣ検索すればすぐに納得できるはずだと思います。
テレビ番組のコメンテーターというのも「プロフィールが命」です。