「外国人留学生にこそダイレクトリクルーティングを！！」

最近、多くの企業様で、新卒採用の取り組みに変化が出てきているようです。
従来の大手求人サイトを用いた採用方法では、人が集まらなくなってきているようです。

代替え策として、インターン採用から人材を確保したり、自社の営業社員に卒業大学を訪問させ、PRをしてもらう等、地道な活動を実施しているようです。

この流れの変化は、学生がより企業を早い段階から知った上で入社したいと希望するようになってきた結果だと考えます。
ダイレクトリクルーティングというキーワードのもと、対面を重視した採用は、今後も増えていく流れの一つかと思います。

しかし、対面重視で、一人ずつ口説き落としていく採用手法は、地道であり、時間のかかることでもあります。

さらに、インターンで良い人材が見つかったとしても、実際には、他社に就職する方も多いでしょう。

自社に接してもらう機会を増やし、より良い人材を確保するということ自体は良いとは思います。

ですが、その前に、もう一つだけご検討頂きたい採用手法があります。

それは、外国人留学生をアルバイト採用し、育て、学校卒業と同時に正社員として採用するという採用手法です。

これも一種のダイレクトリクルーティングですが、より早い段階に外国人に特化して行うというところに違いがあります。
なぜ、アルバイトとして、外国人留学生を受け入れることが、より良い新卒採用につながるのかといいますと、アルバイトのうちであれば、優秀な人材を日本人以上に確保しやすいからです。

例えば、日本の優秀な学生をアルバイト採用し、正社員になるまで確保しておこうと思えば、それは至難の業です。

それは、日本人学生は、“日本“を理解しているからです。
それ故に、アルバイトで活躍してくれたとしても、就職のタイミングでは、まったく別の会社に行く可能性が十分にありえます。

しかし、外国人留学生の場合、早いうちにアルバイト採用し、語学能力を含めて、自社で育てていくことが出来れば、優秀な人材が正社員として残ってくれる可能性が高いと考えます。理由は以下の通りです。

１ 来日当初は、活きた日本語を使うことが出来ず、不安が多いために、仕事を選んでいる余裕がない。
　⇒本国では、高学歴であり、優秀な人材でも、業種問わず採用がしやすい。

2 就労制限があり、その中で生活費、学費を稼ぎ、支払わなければならない。
　⇒自身のキャリアプランを描く余裕がなく、アルバイトで経験したことが自身のキャリアプランに影響を及ぼす可能性が高い。

3 特に東南アジア系の人材は、恩を返すということが出来る素直な人材が多い
　⇒来日当初に手を差し伸べてくれた企業に対し、恩返しをしたいという思いが他社に行かない理由に繋がる可能性がある。

ある中小企業で、外国人留学生をアルバイトとして採用し、1年間の雇用を行ったうえで、最終的に自社の正社員にしたそうです。学生達は、その企業様が大事に育てた結果、銀行、証券会社等、日本の大手企業からも多くの内定をもらえたようです。しかし、最終的にアルバイトとして所属していた、名の知られていない、この企業に就職したようです。

確かに、日本語に難がある学生をアルバイト採用し、育てながら、活用すること自体に初期コストがかかるかもしれません。しかし、労働人口が減ってきている日本において、企業のダイバーシティ化は最重要課題です。

外国人の採用は、新卒として優秀な人材を採用すること以上に、受け入れる従業員に対して、良い効果をもたらす可能性もあります。

まずは、外国人留学生向けの長期的なダイレクトリクルーティング部隊を設置してみてはいかがでしょうか？
外国人の導入方法、教育方法、活用方法の検討、アルバイト採用から、正社員採用までの仕事提供プランとそれに伴う、教育プランの作成について考えてみるのも、より良い新卒採用を実現する一つの方法だと考えます。
自社だけで、不安ということでしたら、当社が、一緒に考えさせていただきます。