海外ビジネスに関連するコラム

企業を躍進させるための外国人活用術 第10回

国家戦略特区にフィリピン人がやってきた

株式会社ユナイテッドマインドジャパン 代表取締役 宮沢 光平

 

こんにちは。日本企業の外国人採用を応援する株式会社ユナイテッドマインドジャパンの宮沢です。

最近、外国人に対するビザ緩和のニュースが目立ちます。その中で、私が注目している
ニュースの一つが、家事代行サービスのビザの解禁です。

これは、国家戦略特区に限定して家事代行業務のビザが解禁されたというものです。

通常の就労ビザ(通称)と比べて、最長3年の期限付きです。

これまで、日本が専門知識をもった高度人材しか就労ビザを認めなかったという
視点から考えると、大きな山が動いたと私は思うのです。歴史の転換点と言っても良いかもしれません。

国家戦略特区は、要は、テスト期間です。このテストがうまくいけば、全国に広げる予定とのことです。

入国前の教育が必要であったり、人材の管理機関(人材会社)に対する、国の管理は、
当然されます。しかし、需要に供給が追い付かず、それも緩和されていくのではないでしょうか。

このような形で、今後も単純労働に近い業種のビザ解禁は行われていくことが予想されます。

このような状況になると、従来と同じで、教育レベルの低い外国人が入国しやすくなります。

しかし、一つずつ良い事例を作りながら、体制を整えていきたいというのが
政府の考えだと思います。

人材不足の波が止められません。

政府が猶予期間を設けてくれている間に、民間企業は、外国人採用の免疫をつけておくこと、
社内体制を整えておくことが必要だと考えます。

外国人の移住もあれば、IT、ロボットの進化もあります。タイミングが来たら検討するのでは、
遅いと思います。

大きな視点で、社内の組織作りを考えなければならない時代が目の前に来ています。

 

宮沢 光平

株式会社ユナイテッドマインドジャパン代表取締役
宮沢 光平

外資系大手IT関連企業に勤務した後、人の心を数値化するロボットソフトウェアを開発するベンチャー企業に経営企画として参画。
その後、食品メーカーにて、海外進出支援の責任者を担当。
2014年6月に「グローバル」、「IT」、「心」をキーワードとして外国人材の活用を支援する株式会社ユナイテッドマインドジャパンを設立。
日本に来ている3000名以上の外国人材との交流歴をノウハウ化。また、採用リスクを最小限に抑えた、業界初「月額制外国人アルバイト採用支援」等、お客様のニーズに合わせた外国人材の活用を提案中。
現在は、アルバイト採用支援の他、正社員、外国人技能実習生の採用、採用後
の外国人教育、マニュアル翻訳等、お客様の様々な課題を解決する活動を実施。

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株式会社ユナイテッドマインドジャパン
http://www.unitedmind.jp/